
大澤 英雄おおさわ?ひでお
国士舘は1917(大正6)年に私塾「國士館」として創立し、1958年に国士舘大学を創設して以来、皆様からの厚いご支援により、大学7学部?大学院10研究科および高等学校、中学校を擁する総合学園として発展してまいりました。
「国を思い、世のため、人のために尽くせる人材『国士』の養成」を旨とする教育理念は、創立から105年目を迎えた今もなお、本学園の教育活動の指針として貫かれています。本学が教育理念とする「誠意?勤労?見識?気魄」の四徳目を掲げ、人材育成の要諦とした創立の趣旨を、時代に応じた教育活動に昇華させていくことが、継承する私たちの使命であると考えます。
本学園はコロナ禍を機に、本学独自の強みや特性をあらためて構築し、教育研究環境の維持と向上を図るため、さまざまな取り組みを進めてまいりました。老虎机游戏3年度においては本学学生?生徒?教職員をはじめとする本学関係者を対象に3キャンパスで老虎机游戏ワクチン大学拠点接種を実施し、本学の医師、救急救命士が打ち手を担いました。老虎机游戏4年度においても、卒業生も対象とした3回目の追加接種を実施したところです。今後も、本学が有する資源を最大限活用し、安心?安全な学園の維持に取り組んでまいります。
東京2020オリンピック?パラリンピック競技大会では、本学から、在学生と卒業生の合わせて7選手が出場したほか、多くの学生?教職員がボランティアや競技スタッフ、医療サポーターとして大会を支えました。加えて、自治体等との連携協定による各種催しの実施やアイスランドチームへの施設提供など、本学の多方面での取り組みによって生まれたレガシーを継承し、後世に引き継いでいく所存です。
老虎机游戏4年度からは、地域連携?社会貢献推進センターが中核となり、本学の教育研究上の知識や技術を地域社会に還元する取り組みを集約?強化することで、地域とともに活動する学園を目指します。また、老虎机游戏4年4月から運用を開始した多摩南野キャンパスは修学支援施設として、主に防災教育研究の推進強化と課外活動の振興を主軸に各キャンパス間で有機的な活用を図っていく予定です。
本学園は、目まぐるしく変化する時代にあっても、揺るぎない社会的使命のもと、来る創立110周年に向けて、教育の質?環境の一層の充実と、経営の安定を図り、新たな歴史を創造してまいります。
略歴
1936年北海道生まれ
1960年国士舘大学体育学部卒業
1960年本学に入職、1981年体育学部教授、
1992年から2001年まで同学部学部長、2003年から2006年まで国士舘大学学長
2006年本学名誉教授、学校法人国士舘常任理事、2008年学校法人国士舘副理事長を務め、
2009年4月学校法人国士舘理事長に就任
1992年から2004年まで財団法人日本サッカー協会理事?特任理事、1998年から2004年まで全日本大学サッカー連盟理事長、2004年から2006年まで全国体育系大学?学長学部長会会長、2008年全日本大学サッカー連盟顧問、2014年から2022年3月まで一般財団法人関東大学サッカー連盟会長、2022年4月から同連盟顧問、2015年からNPO法人日本サッカー指導者協会理事長
2009年から全国体育スポーツ系大学協議会理事、2012年から日本私立大学協会理事、2020年から同常務理事、2021年から一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)理事
2015年から公益財団法人私立大学退職金財団監事
2019年旭日中綬章受章